2024年パリオリンピック女子柔道48kg級でミドと金メダルに輝いた角田夏実選手。
寝技のスペシャリストとしてついた異名が『寝技の鬼』
元プロ野球選手古田敦也さんが命名した『夏実スペシャル』とはいったいどんな技なのか。
パリオリンピックで角田選手がこめかみに貼っていた謎のテープ。
頭の回転を良くして集中力を高めるためだそう。
謎のテープの正体も調査します。
角田夏実って何者?
小学校2年生の時にお父さんの影響で柔道を始めたそうです。
31歳になりますが、意外にも今回が初めてのオリンピック出場です。
52kg級で活躍していた角田選手ですが2019年に48kg級に階級変更しています。
48kg級には強力なライバルが多数いました。
前回の東京オリンピックでは渡名喜風南選手が銀メダルを獲得してます。
今回はそんなライバル達に打ち勝ち見事代表の座をゲットしました。
パリオリンピックの代表に選ばれた時には
「諦めないってすごく実になる。しっかり準備して金メダルを取りたい」
と抱負を語っていました。
角田夏実スペシャル
日曜日の朝にテレビ朝日系列で放送されているサンデーライブ。
2024年1月の放送でパリオリンピック特設コーナー「パリエエール モリアゲール」のなかで元プロ野球選手で野球解説者の古田敦也さんがインタビューされていました。
「寝技の鬼」という異名に対して角田選手は「鬼?」「そんなに恐いかな〜w」と笑っていました。
「夏実スペシャル」とは巴投げで相手の体勢を崩します。
脇が開いたところに腕を入れ腕挫十字固めで極める一連の流れです。
角田選手としては得意技と言われれば「巴投げ」と言っていましたね。
古田さんに「夏実スペシャル」と命名されて少し照れくさそうな仕草が可愛いですね。
これまでも『夏実スペシャル』で世界柔道やグランドスラムなど数々の大会を制しています。
パリオリンピックでも炸裂していましたね。
金メダルまでの道のり
金メダルまでの道のりは決して楽なものではありませんでした。
世界柔道選手権、グランドスラムともに3連覇している角田選手ですがオリンピック出場は今回が初めてです。
元々52kg級で活躍していたが同階級には阿部詩選手をはじめ強豪がひしめいていました。
角田選手は好きな柔道を長く続けたい。オリンピックに出たい。
という強い思いから48kg級に転向しました。
この階級で活躍した谷亮子さんの身長は146cm
それよりも15cm高い161cmの角田選手には過酷な減量が待っていました。
そして2024年7月、パリオリンピックで念願の金メダルを獲得しました。
このメダルが日本のオリンピック通算500個目のメダルだそうです。
優勝のインタビューではこれまでのことを聞かれ
「辛い時が多すぎて…戻りたくないですね」
と語っていました。
52kg級の時のことや階級変更して減量に苦しんだ時のことを思い出しているんですかね。
表彰台で見せた涙が全てを物語っていたのかもしれません。
こめかみのテープはファイテン
角田選手の試合を観戦したいた人から
「こめかみに貼っている円形のテープは何?」
という声が多くあったそうです。
何かのおまじないなのか、それともピップエレキバンのような磁気シールなのか。
いろんな憶測がありましたが、結論
『ファイテン社のパワーテープ』だそうです。
ファイテン社によると
「丸シールタイプのボディケアテープ」でチタン(炭化チタン)を粘着面にコーティングしたもの。
と紹介されています。
報道陣から効果の程を聞かれると
「自分はあると信じて(笑い)。やっぱ、でもどんなもんですかね!? 頭の回転速くなるとか、なんかここに貼るとそういういい効果があるって言われて、貼ってからもうずっと貼ってます。売ってます。普通にマークがついてるやつ」
と笑顔で答えています。
血流が良くなって頭の回転が良くなるんですかね。
信じる者は救われますねw
オリンピックではスポンサーの関係でロゴ入りはつけられなかったようです。
集中力が上がるかどうかは本人の体感なんでしょうが、結果を残すことができた一因である事は確かですね。
これからこめかみにパワーテープ貼る人が増えるかもしれませんね。
まとめ
今回はパリオリンピックで見事金メダルに輝いた必殺技『夏実スペシャル』と金メダルまでの道のり、そしてこめかみに貼っているなおのテープについて紹介しました。
31歳と遅咲きで苦労人の金メダリストですが、今後の活躍に期待したいですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。