連載50周年ブラックジャック8年ぶり実写ドラマ　歴代キャスト一覧

2024年6月30日夜9時からから朝日テレビ系列で放送される手塚治虫原作のブラックジャック。続々とキャストが発表され今注目を集めています。
ブラックジャックは過去に何度も実写版が放送されていますが、キャストの変遷をまとめました。

手塚治虫とブラック・ジャック
歴代ブラック・ジャック
2024年版「ブラック・ジャック」キャスト
まとめ

手塚治虫とブラック・ジャック

ブラックジャック
原作者：手塚治虫
連載雑誌：週刊少年チャンピオン
連載期間：1973年 – 1983年
内容：唯一無二の手術テクニックを持つ無免許天才外科医ブラック・ジャック（間黒男）を主人公に、「医療と生命」をテーマにした医療漫画。

漫画の中には医学的リアリティとフィクションが並存しており、フィクションの部分に関して当時、東大医学部の学生から「嘘を描くな」と苦情があったそうです。それに対して手塚治虫は「東大生ともあろうものが、漫画に嘘があることすら知らないのか」と切り返したといいます。
手塚治虫氏は医学博士の称号を取得していたが、臨床の経験はほとんどなかったため、ブラックジャックを描くにあたって医学書を読んだりや医師に取材したりしましたが、描写ミスは結構あったそうです。
今回私は手塚治虫氏が医師免許を持っていたことを初めて知りました。漫画を描きながら医師を目指し最終的に偉大な漫画家になった。なんて多彩な才能を持っているんでしょうね。

歴代ブラック・ジャック

①宍戸錠

人気漫画ブラックジャックですが、実写で初めて登場したのは、1977年に「瞳の中の訪問者」という映画です。

メインキャラではなく脇役として登場しています。その時のキャストは宍戸錠さん。漫画のように顔左半分を青く塗ったビジュアルで、イケメンなんですがどことなくコミカルな感じでした。

②加山雄三

２回目の登場は1981年。初の連続ドラマ化にあたり『若大将』でお馴染みの加山雄三さんがブラックジャックを演じ全13話が放送されました。
エピソードは比較的原作に忠実に再現されていましたが、キャストの設定が、ブラックジャックが普段は平服で顔の傷も消してあったり、ピノコ以外に複数の助手がいたりとかなりアレンジされていました。
宍戸版と加山版のブラックジャックは共にジェームス三木さんが持ち込み、脚本を描いた作品です。

③隆大介

３回目の登場は1996年Vシネマ。隆大介さんがブラックジャックを演じています。現代風にアレンジされてはいますが、極めて原作に忠実に作られていました。
この時ピノコを演じた田島穂奈美さんの演技が上手いということで話題になりました。

今回ピノコを演じる永尾柚乃ちゃんも実力派の子役ですので見比べるのも楽しいかもしれません。

④本木雅弘

４回目は2000年に放送された本木雅弘さんがブラックジャックを演じた単発ドラマです。
基本設定は原作と変わらないが、ブラックジャックの顔の皮膚の色が左右同色であったり、ピノコが双子だったりとアレンジが強い作品でした。
「トリック」や「20世紀少年」を手掛けた堤幸彦さんが演出を担当したこともあり、コミカルな要素も多分に入っています。

⑤岡田将生

そして最後５回目の登場は2011年。岡田将生さんが若かりし頃のブラックジャックを演じています。
本名の間時男（原作は　間黒男）を名乗りブラックジャックになる前のエピソードです。
原作とはかなり設定が異なります。のちに同名の漫画が発表されますが、ブラックジャックの過去を描いたという点以外に共通点はありません。

主要キャラ一覧表

	ブラック　ジャック	ピノコ	Dr.キリコ
①	宍戸錠	ー	ー
②	加山雄三	今井里恵	ー
③	隆大介	田島奈穂美	草刈正雄
④	本木雅弘	中山詩央里中山紗央里	森本レオ
⑤	岡田将生	ー	小澤征悦
⑥	高橋一生	永尾柚乃	石橋静河