パリオリンピック馬術総合馬術団体で銅メダルに輝いた自称「初老ジャパン」
気になるメンバーの年齢と「初老ジャパン」っていうちょっと失礼な気もするネーミング。
そして一風変わった馬術競技の表彰式について調査します。
馬術競技とは
総合馬術とは「馬のトライアスロン」とも呼ばれる複合競技です。
1頭の馬と1人の選手が3日間を通じてあらゆる馬術を競います。
競技としては、3種類の歩法を取り入れた「馬場馬術競技」
自然の中で丸太や乾壕、池などの障害を飛越し
馬のスタミナ・スピード・ジャンプ・勇気を試される「クロスカントリー」
競技場内で行われる「障害飛越競技」があります。
3種目を減点方式で行われトータル減点数が一番少ないチームの勝利です。
日本は馬に乗れる機会が少ないため馬術があまり盛んではありません。
競技人口もヨーロッパ諸国に比べると格段に少ないです。
オリンピックでの成績も1932年ロサンゼルス大会で獲得した金メダルを最後に92年間獲得メダルはありませんでした。
初老ジャパン92年ぶりの快挙!
パリオリンオリンピックでは「馬場馬術競技」「クロスカントリー」終了時、暫定3位でした。
これはメダルが狙えるポジションです。
最終種目「障害飛越競技」に入る前、ここでアクシデントが起こります。
エントリーしていた北島選手の馬が馬体検査で引っ掛かってしまいました。
跛行といって馬の歩様に異常をきたしている状態で競技を行うことができない状態でした。
急遽サブの田中選手が入り最終種目に挑むことになりました。
しかしメンバー変更すると−20点。
障害物を飛越した時にバーを落としたら−4点なので−20点って大きすぎません?
この時点で日本チームは5位に後退しました。
しかし、ここから3人が素晴らしい演技を披露しイギリス、フランスには及ばなかったものの銅メダルに輝きました。
初老ジャパンの名付け親は?
今回92年ぶりに団体銅メダルを獲得したのが自称「初老ジャパン」の四人です。
このキャッチーなネーミングは誰が名付けたんでしょう。
最初に「初老ジャパン」を口にしたのは根岸淳監督だそうです。
いろんな競技で「〇〇ジャパン」っていう愛称があるので自分達も付けたいと思ったのが始まりだそうです。
候補としては馬にちなんで「ペガサスジャパン」
昭和生まれのチームなので「昭和ジャパン」
どれもしっくりこない中根岸監督がポロッと口にした「初老ジャパン」
自虐的で、洒落も効いていてキャッチーということで全員一致で決定したそうです。
しかし初老って一体何歳なの?って思いますよね。
メンバーを1人づつ紹介していきます。
初老っていうから50代半ばくらいを想像していたら思ったより若い。
平均年齢41.5歳。まだまだ現役世代ですよ。
この「初老ジャパン」というネーミングについてメンバー最年長の大岩義明選手はこう語っています。
「この皮肉めいた愛称を多くの人に知ってもらえて嬉しい。
このメダルとともにもっと人気になり、私たちのことを楽しんでみてくれればうれしい。」
この愛称にネット上では
「初老ジャパンはさすがに笑っちゃう。ずるい」
「今年の流行語大賞に『初老ジャパン』は選ばれる」
「初老ジャパン。なんか好き」
「40代で初老といわれるのはツラいよね?」
「失礼すぎるけど素敵すぎる」
など多くの好意的な声が寄せられています。
本人たちが自虐を込めてつけたネーミングのようですね。
馬術のメダル獲得とともに「初老ジャパン」も数多く取り上げられバズった事から目論見通りですね。
ほんとに流行語大賞にノミネートされちゃう勢いです。年末が楽しみですね。
人馬一体の表彰式
表彰式で騎手である選手にはメダルと記念品が渡されますが、馬には首の横に可愛いリボンが贈られます。
さすが人馬一体の競技ですね。
その表彰式で日本チームはサブの田中選手も含め4人で登場しました。
北島選手以外の選手は愛馬に乗って登場。
北島選手は愛馬が足を痛めているので走って登場しました。
とても和やかな雰囲気でした。
その中で北島選手1人だけ一生懸命走っていて、まるで「ウマ娘」でしたね。
まとめ
今回はパリオリンピック馬術総合馬術団体で銅メダルに輝いた自称「初老ジャパン」のメンバーや一風変わった馬術競技の表彰式について調査しました。
このオリンピックで間違いなく「時の人」になった初老ジャパンのメンバー。
今後『本当の初老』になっても活躍してほしいですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。