安倍元総理大臣が奈良市で演説中に銃撃された事件から、7月8日で2年経ちました。
裁判が始まる気配はありません。
裁判はいつになったら始まるのでしょうか。
また刑が確定した場合どのくらいの量刑になるのでしょうか。
山上徹也が起こした安部元総理銃撃事件の概要
2022年7月8日、奈良市の大和西大寺駅前で、参議院選挙の応援演説をしていた安倍元総理大臣が凶弾に倒れました。
この事件では、無職の山上徹也被告が殺人や銃刀法違反などの罪で起訴されています。
事件当時は連日事件のことが報道されていました。
最初は政治的なテロ行為ではないかと日本を震撼させました。
しかし山上被告本人の取り調べが進んでいくと事態は一変。
「世界平和統一家庭連合」旧統一教会に対する個人的な恨みを安倍元総理に向けていた。
という報道に変わっていきました。
そして自民党と「世界平和統一家庭連合」旧統一教会との黒い繋がりも見えてきました。
報道も政治テロから個人的な強い逆恨みによる犯行というものに変わっていきました。
山上徹也の裁判はいつ始まるの?
逮捕から2年以上経ちますが、現在の状況はどうなっているのでしょうか。
この事件は裁判員裁判で審理されるとみられます。
裁判は事前に証拠や争点などを絞り込む「公判前整理手続き」というものがあります。
現在この事件では公判前整理手続きが4回行われました。
論点が明確になっていないとイタズラに時間を使ってしまいます。
裁判員の方の精神的肉体的不安も大きくなってしまいますのでしっかり論点を洗い出しているところなんですね。
現在では証拠の整理はほぼ終わっているようで争点の絞り込みなどが行われていているようです。
被告が所持していた手製の銃が法律が定める「拳銃等」にあたるかどうかなどについて話し合いをしているそうです。
裁判の日程はまだ決まっていません。
初公判が開かれるのは2025年以降になるのではないかと言われています。
山上徹也の量刑はどれくらいになる?
山上徹也被告の量刑は一体どれくらいになるんでしょうか。
元検察官は
「選挙という民主主義の根幹に対するテロ行為であること。
手製の銃を作るという、用意周到かつ強い殺意。
それに加え、奇跡的に被害者は安倍元総理だけでしたが、
無関係の人を巻き込む恐れのある白昼の発砲事件という重大性を考えると、
懲役30年、あるいは無期懲役が相当だと考えられます」
と言っています。
仮出所が許されても70歳前後にはなっているんじゃないかといわれています。
過去には1人の被害者でも死刑を求刑された事件はあります。
今回、被告の生い立ちや事件の背景で情状酌量の余地はあるといえ、一国の総理大臣が犠牲になるというショッキングな事件だけに検察側が死刑を求刑する可能性もないとはいえません。
個人的には生い立ちや境遇に同情する所はあります。
しかしそれが命を奪ってもいいという理由にはなりません。
ましてや安倍元総理が関係していたという確固たる証拠はないんですから。
裁判員の皆さんは難しい判断を迫られますね。
山上徹也被告の現在
現在、大阪拘置所に勾留されています。
普段は読書などをして過ごし、一般の人などから寄せられた手紙にはすべて目を通しているということです。
また接見した弁護士に次のように語ったそうです。
親が信者であるいわゆる「宗教2世」について「事件が2世の人たちにとってよかったか悪かったか分からない」
自分が2世信者として苦しんだ挙句の犯行だったんですが、自分の犯行によって同じ境遇の2世信者に生きづらさを与えてしまったんじゃないかと後悔しているような発言です。
まとめ
未だ「世界平和統一家庭連合」旧統一教会と自民党との関係はグレーな部分が多い印象です。
今の政治不信の一端を担っていると思います。
このような悲劇が2度と起こらない様にしっかりと原因を究明し改善してほしいですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。