いよいよ春の選抜高校野球の季節ですね。
今年も高校球児たちの熱い戦いに注目してきましょう。
その中で、毎年話題になる21世紀枠の高校にスポットを当てて行こうと思います。
北海道立別海高校
まずは、北海道立別海高校です。
学校のある別海町は北海道東部に位置する生乳生産量が日本一の酪農の町です。
乳牛の数は人口(約1万4200人)の8倍を超えるといわれるほど酪農が盛んな町です。
学校を簡単に紹介すると、創立は1950年、校訓「日々是新」(昨日までの自分を捨て、もっと明るいもっと高いもっと充実した日にしよう)をモットーに人材育成に取り組む道立高校です。
学科は普通科のほか近隣市町村の酪農産業を支える人材養成のための酪農経営科があります。
別海高校野球部
それでは野球部を見ていきましょう。
部員は新3年生10名(内マネージャー1名)新2年9名(内マネージャー2名)の19名(マネージャー3名)で全員が北海道出身で13人が軟式出身者です。
地元中学校の軟式野球部から頑張っている子が多いチームはそれだけで応援したくなっちゃいます。
練習時間は基本平日が16:00~19:00、休日は9:00~16:00です。
寒冷地ならではの最低気温が0度未満の冬日が年平均で半年以上あるりますが、
農業用のビニールハウスを活用するなど工夫して練習をしています。
野球部の活動としては社会に貢献できる人材育成という教育方針のもと部活動に励んでいます。
部員は、厳しい環境の中でも限られた時間の中で有意義な練習ができるよう部員全員で声を掛けながら、練習に励んでいるといいます。
野球部の主な成績は2023 秋季北海道大会ベスト4です。
それでは注目の選手を見ていきましょう。
全国大会経験者 右サイドスロー 堺暖貴くん
注目の選手は 堺暖貴(さかいはるき)投手です。
身長180cm体重82kgと投手として恵まれた体格の右サイドスローで速球とスライダーを武器としています。
中学3年時には全国中学校軟式野球大会で全国大会に投手兼1塁手で出場しており、その時のチームメイト4人と共に別海高校に進学しました。
2023秋季北海道大会では絶対的なエースとして快進撃に大きく貢献し、安定した投球でロースコアに持ち込むゲームを作りで勝ち進みました。
ちなみに堺投手、好きな球団はやっぱり日本ハムファイターズ、好きな選手は大谷翔平選手だそうです。
中学時代に全国大会へ出場した経験を活かし甲子園でも活躍してほしいですね。
甲子園に行く費用っていくらかかるの?
最後にやっぱり北海道から甲子園に出場するにはなんと言ってもお金がかかりますよね。
特に甲子園常連校でもない公立高校が出場するとなれば尚更。
掛かる費用は後援会の収支報告によると、事前合宿費、甲子園遠征費や応援団遠征費などで約8,500万円、
そのお金は町からの補助金や企業、団体、個人、保護者やクラウドファンディングなどの協賛金でまかなうそうです。
甲子園に行くための費用を捻出するのも一苦労ですね。
まとめ
今回はセンバツ高校野球2024に出場する21世紀枠の北海道立別海高校を紹介しました。