毎年さまざまなドラマが生まれるプロ野球ドラフト会議がまもなくです。
今年は、10月24日(木)に開催予定です。
2024年のドラフト会議で指名が予想される大学生を紹介します。
今回は中村優斗選手です。
中村優斗(愛知工業大学)
中村優斗選手の簡単なプロフィールを紹介します。
長崎県出身の中村優斗選手。
高校時代は無名だったものの、大学で一気に才能を開花させました。
中村投手は最速159kmの直球を武器にする本格右腕。
球速は高校時代の145キロから大学4年の春には159キロと14キロもアップしています。
他にスライダー、カットボール、カーブ、スプリット、チェンジアップなど変化球も多彩です。
制球も安定しており、ゲームを作ることができる即戦力候補として各球団から注目されること間違いなしです。
侍ジャパンの強化試合では、1イニングを完璧に押さえました。
既に複数球団がリストアップしていることから、上位指名は間違いないでしょう。
スカウトの評価も上々です。
「やっぱり球は大学生でナンバーワン。リリーフでも変わらずにいい」
「球の強さがあり、スライダーやフォークを投げ分けられる。
先発も救援もできる万能型だと思います」
「ストレートの強さはやっぱり(アマチュアで)ナンバーワンだし、プロでも早い段階で戦力になってくると思う。人間性も含めていい選手」
と投手としての能力は勿論のこと人間性も評価されています。
空振りが奪えるタイプの投手なので、先発、リリーフ、クローザーどのポジションでもこなせそうです。
大学通算 45 試合登板 14勝16敗 奪三振292 防御率2.08
中村優斗選手の高校時代
小学校2年生から軟式野球を始め中学も軟式の野球部に所属していました。
中学時代の将来の目標は「県庁で働いて地元に貢献したい」でした。
公務員への就職実績が高かった長崎県立諫早農業高校の農業土木科へ進学しました。
諫早農業高校の野球部は長崎県大会での最高成績はベスト8と強豪校とはいえない高校でした。
中村選手は2年生になって夏の大会にデビューします。
主に先発で全4試合に登板、計25回を投げました。
2回戦の瓊浦(けいほ)戦では初完投初完封を記録しています。
3年の夏はコロナ禍で県独自大会でした。
1回戦から甲子園常連校の強豪・長崎日大と対戦しました。
善戦しましたが、0対4で敗れ1回戦で敗退し中村選手の高校野球は終了しました。
甲子園の出場は叶いませんでした。
高校野球で満足な終わり方を出来なかった中村選手は大学に進学して野球を続ける道を選びます。
そこで一番に声をかけたのが元千葉ロッテマリーンズの平井光親監督率いる愛知工業大学でした。
平井監督は中村選手のことを「4年間で力をつければプロへ行ける」と評価していました。
中村選手も平井監督の元でプロを目指したいと思い進学を決めました。
中村優斗選手獲得予想球団
中村優斗選手の獲得を目指す球団を見てみます。
中村優斗選手には4球団のスカウトが視察に訪れていたようです。
特に注目度が高かったのは地元愛知県の中日ドラゴンズです。
来季、小笠原投手がポスティングでメジャーに挑戦するとみられているだけに投手補強は必須です。
その他には楽天、ヤクルト、DeNAが上位指名を狙ってくるかもしれません。
中村選手本人は希望球団は特に発表していません。
また来季は西武、楽天、オリックス、中日、阪神など新監督の就任が多くいます。
「新人監督は勝ちたいから高校生育ててる場合じゃない」
という考えになることが多く1位指名が重複する可能性も大いにありますね。
まとめ
今年は、10月24日(木)に開催予定のプロ野球ドラフト会議。
指名が予想される大学生の中で本格は右腕、愛知工業大学中村優斗選手を紹介しました。
最後までご覧いただきありがとうございました。