今回は電撃引退を発表した藤田菜七子騎手。
スマホ使用の引責で引退かと思われたんですが、実は二重処分が原因ではないかといわれています。
この記事でわかること
- 藤田菜七子が引退届を提出した本当の理由
- スマホを持ち込めない理由とは
藤田菜七子突然の引退届
2024年10月10日夜、藤田菜七子騎手の現役引退という速報ニュースが流れました。
前日に週刊文春による
「藤田菜七子騎手が禁止されているスマホを調整室で使用していた」
というスクープ記事が出たばかりです。
JRAによりますと、藤田騎手は2023年4月ごろまで、レース開催中の調整ルーム居室内にスマートフォンを持ち込み複数回にわたって、通信したということです。
この記事を見た時あれ？っと思いませんでしたか？
2023年4月って若手騎手が6名処分されて大騒ぎになった時期です。
1年以上前のことを今処分なの？
そう感じた競馬ファンも多いんじゃないでしょうか。
藤田菜七子は二重処分だった？
翌11日には「号泣しながら引退届を書いた」と根本調教師が報道陣に話しました。
何故藤田菜七子騎手は号泣したんでしょう。
規律を破ってしまったことへの罪悪感から？自分の不甲斐なさ？
確かにそれもあるかもしれませんが実はある噂が漏れてきました。
2023年4月にJRAの聴き取り調査に対して藤田菜七子騎手は以前自分もスマホを持ち込んでいたことを認めていました。
その時にJRAから口頭で厳重注意を受けているんだそうです。
それが今回の週刊誌報道で更に騎乗停止の処分が降されました。
2023年4月以降不正な持ち込みがなかったとしたら藤田菜七子騎手にとっては納得いかない処分ですよね。
その悔しさは根本調教師のコメントにも現れていました。
辞めたくないよ、菜七子だって。
昨年5月の若手騎手6人のスマホの件の時、菜七子は以前に、そういう通信機器を使っていたことをJRAに自ら報告をしている。
そして、その際に口頭で厳重注意を受けている。
それが週刊誌の報道で、また処分を受ける形となってしまった。
本人も納得がいかない部分があると思う。
引退届は私の万年筆で大泣きしながら書いていた。
この流れを見ると
JRAは藤田菜七子騎手からスマホ使用の報告を受けていた。
↓
本人からの報告を受けて口頭で厳重注意にしたが公表しなかった。
（JRAはその時6名以外にスマホ持ち込み者はいなかったと発表）
↓
今回週刊誌にスクープされたことにより慌てて処分した。
当時JRAが騒ぎが大きくなることを恐れて人気のある藤田菜七子騎手の関与を意図的に隠蔽したんじゃないかと勘ぐってしまいますね。
マスコミにも発表してなかったわけですからJRAとしても「今回のスクープで初めて知った。」
というスタンスにしないと話が合わないですもんね。
世間の体裁を優先したJRA、スクープで販売部数を伸ばそうとしている週刊誌。
藤田菜七子騎手という1人の女性の人生に多大な影響を与えてしまっていることに皆さんどう思われますか。
JRAにはファンに対する説明責任があると思います。
騎手がスマホ持ち込みできない理由
騎手が調整ルームにスマホを持ち込めない一番の理由は八百長防止です。
スマホ使用が自由であればレース前に騎手や調教師、オーナー同士でレースの勝ち負けを事前に決めることができてしまいます。
八百長で勝つことは難しいですが、負けることは比較的簡単にできます。
手綱を抑えたり意図的に落馬することで人気馬を負けさせることができるんです。
こういった不正を防ぐため競馬施行規程第147条19号で規定されています。
具体的に「スマホの持ち込み禁止」とは記載されていません。
しかし「競馬の公正確保について業務上の注意義務」に違反するとされているようです。
騎手がスマホを使えない時間は調整ルームに入ってからレースが終わるまでです。
土日のレースであれば前日（金曜日）の21時までに調整ルームに入ります。
レースが終わる日曜日の夕方にはスマホが使えるようになります。
365日使えないわけではないんです。当たり前ですけど。
スマホが生活の一部となってる現代ではスマホがまる2日間使えないというのはストレスなのかもしれませんね。
まとめ
今回は電撃引退を発表した藤田菜七子騎手の本当の引退理由を調査しました。
藤田菜七子騎手の本当の引退理由はJRAへの不信感かもしれません。
根本調教師の話を聞く限り、藤田菜七子騎手の騎乗姿を見ることはもう出来ないでしょう。
ファンとしては悲しい限りですが、藤田菜七子さんには競馬や馬を嫌いにならないでほしいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
